ステートメント
「特定の企業グループに属さない独立した専門家集団として、「モーゲージ・ブローカレッジ」・「デットアレンジメント」機能(注1)を日本の不動産投資マーケットに幅広く提供したい。それを通じてマーケットのさらなるグローバル化、成長・深化に貢献したい。」
日銀の金融政策の変更により金利上昇局面に入ったとはいえ、グローバルの不動産投資マーケットと比較して、魅力的なイールドスプレッドを提供し続ける日本の不動産投資マーケット。このマーケットで25年間にわたり、米系金融機関にて不動産ノンリコース・ローンの提供者、つまりレンダーとして従事してきました。
その過程で、レンダー(貸主)とボロワー(借主)の間に立った融資の媒介、すなわち「モーゲージ・ブローカレッジ」・「デットアレンジメント」機能が提供される対象は、数百億円規模の大型案件にほぼ限定され、多くのケースでは融資媒介機能を果たすプレーヤーが介在しない状況を見てきました。欧米や豪州では確立された業界プレーヤーである「モーゲージ・ブローカー」が一般に介在しない背景には、日本固有の市場特性・慣行等があるものと思われます。
一方で、国内の金融機関との接点が少ないために、資金的な裏付けや不動産投資経験は豊富で、対象物件の収益性に課題がなくても、借入に苦労される海外投資家様は少なからず存在します。そのような投資家様と国内金融機関の間の架け橋となって、融資媒介機能を果たすことを通じて、投資と融資の成立に寄与したい。
あわせて、本国で提供を受けるのと同様の融資媒介機能へのニーズをもつグローバルファンド各社様、ローン・クロージング業務のアウトソーシング(外部委託)のニーズのある国内運用会社様ほかの受け皿となり、特定の企業グループに属さない独立した専門家集団として、不動産投資マーケットのさらなるグローバル化、成長・深化に貢献していきたいと考えています。
(注)「モーゲージ・ブローカレッジ」・「デットアレンジメント」機能は融資の媒介・金銭の貸借の媒介を指し、この役務の提供には貸金業法上の貸金業登録が必要となります。弊社では2025年1月までに貸金業登録申請を行う予定です。貸金業登録完了後、あらためてこのウェブサイトにてご案内と情報の開示をいたします。